『ストレス』

 

日曜の昼過ぎ。
僕は自室で机に向かいテスト勉強をしていた。
「ふー」
眼鏡のずれを直しながら背伸びをする。
肩が少し重い。
休日返上は受験生のつらいところだ。
部屋を数回ノックする音。
「どうぞ」
「清春兄貴」
妹の清海が僕の部屋に入ってくる。
今日はショ-トカットに寝癖一つない。
「もう少ししたら友達来るから」
「ああ、あんまりうるさくするなよ」
「分かってるって」
八重歯を見せて笑った。
「兄貴もあんまり勉強ばっかしてないで外に出なよ。ストレスで胃に穴が開くよ?」
「ストレスは発散してるからいいよ」
玄関のチャイムが鳴った。
「あ、茂子かな。じゃ、兄貴」
「ああ」
清海はそう言って部屋を出て階段を降りていった。
茂子……よく来るあの茶髪の子か。
僕は立ち上がり階段を降りる。
「清海」
リビングのドアをノックした。
「ん?どうしたの?」
清海がリビングから出てくる。
「お茶入れてやるよ」
「あ、マジ?お願いします」
「分かった。ええと、四人分か」
部屋の中がちらりと見えた。
黒髪で目の大きい女の子はチェックのスカートにパーカー。名前は確か伊藤博子。
胸はないが尻の形はいい。
セミロングの髪の子はジーンズ、ニニッカのシャツ。
胸元のブララインが透けてる。ええと、名前は小泉純か。茶道部のはずだ。
後はやや派手めな茶髪の子と清海。
分かった。四人分……。
僕はキッチンへ向かう。
父も母もいなくて今キッチンは僕の支配下にある。
ドアを閉めれば誰も入れない。
僕は急須の中にお茶の葉を入れる。
やや匂いに癖のある玄米茶だ。
ついでに冷蔵庫の鯛焼きも出す。
「お湯入れないとな」
僕はズボンとブリーフを脱いだ。
ぶらりと僕の半分固くなった物がむきだしになった。
急須にジョボジョボという音をたて僕の黄色い尿が入っていく。
鼻先まで来る強烈な匂い。
「ふぅー」
出し切った後、妹の普段使っている箸で急須の中をかき混ぜる。
さすがに尿だけではばれるのでお湯で薄める。
これをあいつらが飲む。
そう思うだけで股間が勃起してくる。
何も知らずに飲むんだろうなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
このお茶をさぁぁぁ。
僕はズボンをはくとおぼんにお茶を乗せ居間に運ぶ。
「おい、清海」
ドアをノックすると清海が顔を出す。
「お、兄貴ありがとう」
清海がおぼんにのったお茶と鯛焼きを受け取る。
「お!兄貴サンキュー!」
……飲む様が見たい。
時間を稼がないと。
「あ、鯛焼き暖かいか?」
飲め!飲め!お前達が飲むのは臭い臭い僕の小便だ!
黄色く薄汚れた黄金水だ!
飲め!飲め!
ああ、小泉純がお茶を飲む。飲む。
その薄紅色の綺麗な唇で僕の汚い汚物だ。
喉を通ってく。喉を……。
嗚呼……。
「あ、お兄さん、お茶ありがとうございます」
「あ、いやいや、おいしくなかったらごめんね」
「そんなことないですよ。おいしいですよ」
おいしい?おいしい?お前本当に茶道部か?
小便だぞ?お前が飲んでるのは小便だ。
やばい。ジーンズの中で勃起する。
「お兄さんも茶道部入ればいいのに〜。そうすれば純も……」
「ひ、博ちゃん!もう!」
ああ、そうですか。
僕のこと好きなんですか。
ふーん。そうなんだ。
伊藤博子がお茶を飲みながら笑う。
嗚呼、それもいいかも知れないなぁ。
飲ませてやるよ。おいしい、おいしいお茶を。
この犯してるような、汚してるようなリビドー。
きれいな物がきれいなまま生きようとしてるのに、
知らない所で薄汚いものに犯されてる。
いるか?いるか?小便の茶を飲んでおいしいとか言う女!!
汚い!自分が汚れてないと思って生きてる奴が一番汚いんだよ!!
僕の皮をかぶった薄汚いチンポから出た汁を飲んでるんだよ!!
「兄貴もたまには息抜きしたら?受験のストレスたまるでしょ?」
「ああ、ストレス解消してるからいいんだよ。お茶おかわり入れようか」
「あ、はい」
小泉純がおぼんに湯のみをのせる。
「あ、私も」
大隈茂子ものっける。
「うん、じゃあ、入れてくるよ」
僕はそう言いながら廊下へ出る。
運びながらおぼんの小泉純のコップを手に取る。
――アア、ボクモスキダヨ、キミノコト。
彼女の愛らしい唇が触れたコップの口をたぁぁぁぁぁぁぁぁぷっりの唾液をこめて舐めまわす。
ズボンが破裂しそうだ。
「まったくいいストレス解消だよ……」

 

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