『勃起』


ああ、貴方が私の担当ですか?
いやぁ、随分若い方ですね。
刑事さん。いいですよ。
お話しますよ。私がなんでそんなことをしたか。
しっかり聞いてくださいね。
まず、一人目の娘からです。
綺麗で可愛い子でしたよ。死体見てるから知ってるでしょう。
歳は十四、十五ぐらいでしょうかね。
髪は短めのショ−トで大きな瞳が特徴的でした。
理由は特にないんです。
ただ目が合ったから。
そんなに怒らないでくださいよ。
ええ。分かってますよ。
最初にその子が私のいた車の前を通りかかりましてね。
後は引きずり込んでご存知の通りですよ。
え、話せって?
刑事さんも好きだね。
いやいやそんなに怒らないでくださいって。
話しますよ。
その前に煙草を一本貰えますか?
できれば赤マルがいいですね。
……ふぅ。
柔らかかったですよ。嫌がって泣く顔がたまらなかったな。
セーラー服を無理矢理引きちぎるとね。
案外子供っぽい下着してるんですよ。
あれぐらいの頃ってもっと女性的なパンティーかブラジャーしてるもんだとばかりね。
いやいや。
本当に泣いて暴れましたよ。
白いブラジャ−引き摺り下ろすとね、胸は意外とあるんですよ。
陥没乳首っていうのかな?
子供の内に胸が成長しすぎるとそうなるって聞いたけど。
乳輪の色が綺麗で綺麗で……ははは。
ゆっくり指先でこねくって勃起させてやりましたよ。
俺のザラッとした指先が硬い乳頭をこねくり回す感覚って言ったら……。
羞恥に歪むあの顔……。
え?なんであんなことしたかって?
ああ、あれですね。
ケツからマヨネーズ入れたことですか。
いやだな、怒らないでくださいよ。
しこたま殴った後、怯えきったところでね。
こう、肛門をクパッと開いてマヨネーズを入れたんです。
チューブの中をゆっくりと注ぎ込むとピクピク体震わせちゃってねぇ。
どっちにしろ後から食っただから、先にかけようがどうだろうがどうでもいいでしょう。
誰だっけな。最大の愛はそのものを食らうことだって言ったのは。
エドガー・アランポーだったかな。
それともミヒャル・ストールだったかな。
さすが大学教授って?
いやいや、ははははは。
ねぇ、刑事さん、アンタ今、興奮してませんか?
いやいや、怒らないでくださいよ。
私と同じでズボンが勃起してるじゃないですか。
いやいや、誤魔化せませんよ。
貴方は勃起している!!
性的に興奮してるんですよ!!
本当は内側から悪意がズクズク込みあがってるんでしょ。
ほら……。
よく見てください。
私の股間……大きいでしょう。
貴方に話して興奮してるんですよ。私も。
分かりますよ。私もかつては勤勉な大学教授でしたからね。
ああ、実は刑事さん、他の女の子がまだ一人監禁してあるんですよ。
いやいや、そんなに驚かないでくださいよ。
どこか知りたいですか?
私の知り合いがね、大事に隠してくれてるんです。
こんなこと頼めるか分からないですがね、刑事さん、どうか私の後を継いでくれませんか?
貴方なら私になれる。
何を言ってるか分からない?
分かってるはずだ!!
私があの人から継いだように!
この悪意を受け継いだように!!
永遠のサイクルは続くんですよ!!
悪意のスパイラルが!!
……迷ってますね。刑事さん。アンタは本当は分かっているはずだ。
私は貴方に逮捕された時から分かってましたよ。
……え?
続きを詳しく話せ?
いいでしょう。ゆっくりお話しましょう。刑事さん。
ゆっくりとね……ははははっははははははっはは。

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